スポーツ障害の代償動作

スポーツ障害、ランナーズ障害の原因はオーバーユースと代償動作です。アライメント調整とフォームの改善を根気強く行う必要があります。

《症例報告》50歳ランナー 足の痛み、膝うらの痛み

二週間後に東京マラソンが控え、ランニングアプリの練習メニューをこなしている。

この3週ほど毎週末、30〜35kmのペース走をしてきたが、走っている時に、足の外側が痛くなり、歩けないほどになった。膝の裏のコリも出てきたがスッキリ取れない。昨年、右膝の鵞足炎、左のシンスプリントもやっている

ランニング歴:1年、現在サブ4(4時間以内)。3時間30分が目標

2週間後に東京マラソンが控えている


症状

左足:足の外側の痛み、膝うらの痛み

両ふくらはぎの張り

 


検査・動作テスト

立位:右膝が内側を向いている。左は正面。

上半身に対し、下半身、脚の筋肉が発達している。

 

歩行チェック:足が外側から回すようにペタペタと着地している。

地面反力に負けているような歩行です。

動くと膝の内側に入る動きが強くなる。

(画像だと粗くてわかりにくいですが。。)

 

触診では特に左脚の外太もも(外側広筋、腸脛靭帯)からふくらはぎ(腓骨筋、腓腹筋)にかけて全体的に硬い。

右もハムストリングス、ふくらはぎ、足裏は硬くなっています。

可動域テストは若干右が狭い。

ランニング障害を一通り経験していることや、右の内ねじれの状態を見ると、左側に出ている足部の症状は右のアライメントを調整すると緩和されると考えられる


整体

下肢を中心にトリガーポイント リリース。

 


インソール

SUPERfeet trimカーボン

 


改善確認

足部の痛み消失。

続いて

歩行とジョグでチェック

筋肉の緊張がとれ動きやすくなっていることは実感している様子。

微妙な変化なのでわかりにくかったのですが、

一番の成果は歩隔(ほかく)が出たこと。

歩隔とは前後の足幅ではなく、左右の足幅です。

before

指一本分と行ったところでしょうか。

 

体重が乗りかかっている軸足が股関節から内側に入っているのがよくわかります。上の動画ですと骨盤が回っています。

これは一軸で体を使っているためです。

 

after

施術でアライメントが正常になり、歩隔が足一足分まで出ました。

二軸の動きです!

二軸の動きになると骨盤が不必要に回らなくなるので股関節も内側には入らなくなりますね。

竹馬や、力士の動きも二軸ですね。地面反力をしっかり捉えて推進力として全身に伝わります。

いい感じです。

 

SUPERfeetのフィッティングも店内の軽いジョグでもかかとの安定感を感じていただけたようでよかったです。


運動指導

SUPERfeetインソールを慣らす

レースまで二週間なので、歩行やスロジョグで調整、

四股踏みで外旋筋に刺激を入れる


一週間後、再来店。

足の外側の痛みが引ききらぬうちに翌日も20KM走。、気持ちはわかりますが〜

結局、東京マラソンは痛みがある状態で途中歩いたりしつつも4時間ちょっとでゴールされたそうです。

ここからじっくり、フォーム改善に取り組んでいきましょう!

 

 

《喜びの声》ハーフマラソンで自己新!走り方が変わりました!

口コミサイトエキテンに先日お越しいただいたSさんより口コミ投稿いただきました!

 

症例報告はこちら


的確なアドバイスで走りが変わりました

体の歪みや硬さだけでなく、歩き方や筋力テストなど細かく調べてもらいました。痛みの原因が歩き方だったとは目から鱗です。インソールもフィッティングしていただき、神奈川マラソンのハーフで好タイム達成!アスリートには特におすすめです^ ^


Sさんありがとうございます!

Sさんはハーフマラソンの2日前に来店されたのですが、

足底筋膜炎、モートン病、過剰回内(オーバプロネーション)

とそれなりに、ランニング障害を持っておりました。

施術と、フォーム指導、ドリルアドバイス、インソールのフィッティング

を行い、いい感触で本番に臨みました。

なんと、10年ぶりにハーフマラソンの記録を更新したそうです!

フィッティングしたインソールもバッチリだったようです。

個人的にもメッセージをいただいた内容では、


『施術とインソールのおかげでしたm(_ _)m

スーパーフィートは踵のホールドが安心感があり、

カーボンの反発力だと思うのですが、

反射で着地と反対の脚が自然に出やすくなる感覚がありました。

20キロ地点で10年ぶりにキロ4分切りました・・・・」


とのことでした。

すげー・・・・

4分切りってなんなんでしょう・・・・。

僕は4分切りはせいぜい、3キロが精一杯(笑)。

Sさんなんと、FIFTY OVERです。

サブスリーを狙うすごい方です。

私は

”着地と反対の脚が自然に出やすくなる感覚”

ここがポイントだと思っています。

これは遊脚感覚と言い、一軸の中心軸感覚ではなく、軸が左右に切り替わる二軸です。

なみあし常歩身体動作では二軸感覚が重要なポイントになります。

ランニングではいかに蹴らずに前に進めか、がポイントになります。

感覚的な話ですが、

蹴る感覚よりも、

反対の足(遊脚)が前に出る感覚の方に意識を向けるだけで、

蹴る力は弱まります。

この感覚が出てくると、相当、いい方向に向かってます。

Sさんはとても素直で柔軟な方で、

いいものを取り入れようとする姿勢が本当に素晴らしいです。

Sさんは、実は前足部の皮膚が

カチカチで大きなマメのようになっています。

 これは、

地面を叩きすぎているのと

着地の時にねじれが加わっているからなんですが、

股関節がストレスなく、推進力を生む

     ↓

足底の摩擦は減る

     ↓

まだまだ、記録も伸びる可能性あり

     ↓

何よりケガが減る

このまま、順調に練習積んで、とにかくケガなく、タイムも更新していただけると嬉しいです!

いやー、よかったよかった!!

自分のことのように嬉しい〜〜〜


越谷BASE

ランナー向けパーソナルメニューは準備中ですが、

現在はこちらのメニューで対応しています。

セルフコンディショニング60分

《症例報告》50代ランナー 足底筋膜炎、モートン病

症状

左足:足底筋膜炎、モートン病、小趾の中足部痛

右足:特になし

 

2日後にハーフマラソンが控えている


検査・動作テスト

歩行チェックにての股関節の内旋(内捻れ)が見られる

右脚の外太もも(外側広筋、腸脛靭帯)からふくらはぎ(腓骨筋、腓腹筋)にかけて全体的に緊張が強い

可動域テストでは、特にの股関節の硬さあり

症状が左に対し、問題が見られるのは全て右。

履いて3ヶ月経過。右の靴底の減り方が極端

 

右の問題によって左が代償的に負担が増している。


施術

代償的に負担がかかり症状が出ている左ではなく、

右の緊張を取り、可動域を上げる

 

右股関節、右下肢を中心にトリガーポイント リリース。

腰椎のカイロプラクティックアジャストメント。

及び、全身を調整

 


インソール

レース用にSUPERfeet trimカーボン

練習と普段履き用に、SUPERfeet trimグリーン

 

 


改善確認

 

歩行とジョグでチェック

右の内捻れが緩和


運動指導

二軸を意識した歩行からジョグ

 


予後経過報告

 

ハーフマラソンで10年ぶりに自己新!

 

▼Sさんからの口コミ「的確なアドバイスで走り方が変わりました」

 

怪我は代償動作から始まる

越谷BASE松田タカシです。

代償動作というものご存知でしょうか?
正しい体の使い方をしないで、動いていると
本来補助的に動いていた箇所や動かなくて良い箇所が
活性化されていくことをさして、代償動作と言います。
 多くのスポーツの怪我の原因はこの代償動作によるものです。

 

代償動作は体が自然に求めることなので、

なかなか気づくのは難しいものです。

 

体が自然に求めるってなんだかナチュラルな感じでいいじゃん


と思いますが、体は良いフォームであろうと、悪いフォームであろうと、

 

その環境で最良を求め、手っ取り早く最適化してしまいます。

 

 

例えば、歩いているとして、平坦な道から坂道に入ると

 

人間はすぐに、フォームを変え始めます。

 

30秒もあれば最適な登り方になります。

ランニングでもロードからトレイルに入るときも、体は即座に反応します。
他にも、そうですね、
つな渡りでバランスを取るときに
やじろべえのように手を左右に広げたり、
泥棒は足音を出さないように腰を低くしたり笑、
とにかく適応するのは早いのです。

ランニングの代償動作

 

 

シューズによる代償動作

 

ミニマルシューズ

 

シューズの底が薄いミニマルシューズランナーは、
かかと着地は痛いから、
当然、前足部、中足部の着地に移行します。
この感覚が裸足に近いから、
ナチュラルランニングと呼んでいますね。
泥棒と同じで(誤解しないでくださいね)、
そっと走りたいからすり足に近くなっていきます。
すると、足先だけで走るようなフォームになっていきます。
聞いた話ですが、とある裸足講師は
腕は振っても振らなくても
どっちでも良いとおっしゃっていたそうです。
体幹部があまり使われなくなると、代償的にふくらはぎや足の裏が発達していきます。
裸足ランナーがスピードを求めると強い代償動作が生まれます。
裸で戦に出るわけですから、相当の鍛錬が必要でしょう。
上半身は使わないなんて言ってられないでしょう。
ちなみに私自身がベアフットシューズ愛好家でナチュラルランを4年以上続けていました。今はもうほとんど履いてません。フォームは別人のように変わりました。この辺はまた改めて。
反対に
ふかふかの厚底シューズランナーはかかとでがっちり走ります。
どんなに強くかかとで地面を叩いても痛みがない
(衝撃自体はかかっている)ので、
フォームに問題が生じても気付きにくくなります。
柔らかい靴底を足裏のセンサーは不安定と認識します。
すると、鋭く強くかかとを着地させ、安定させようとします。
膝も硬く突っ張らせてしまいます。
その結果、膝、股関節、腰の痛みなどが起こります。
強く地面を叩く走り方は、
ブレーキを掛ける働きのある、
前ももやスネが発達します。
つま先も叩いていれば、
ふくらはぎも発達します。
このあたりのくだりは、ナチュラルラン系の本からの受け売りも混ざってます。でも理屈はその通りです。
ミニマルも厚底もいいか悪いかは別として、
体はナチュラルに適応しているんです。
履き物がナチュラルとかハイテクだとか関係ありません。
人間自体がナチュラルなイキモノというワケです(^^)
こうして比べてみるといいか悪いかではなく、
体の使い方が変われば、筋肉、関節にかかる負担も
変わるのは当たり前で、
これ体力ない人ならまだマシで、
変に体力があったり、
根性論でやっている人だと、
無理をして気合いでやってしまう。
それが代償動作をさらに強く、安定させてしまうのです。
これがもし、悪いフォームだとすると最後は必ず怪我が待っています。
「足るを知る」で楽しく走るだけなら、
代償動作で怪我までしないで済むかもしれません。
サブ4、サブ3.5以上の走力のあるランナーは怪我をする前に一度、フォームのチェックをすることは必要です。
 サブ3とかになるともうきっと引っ込みつかなくなる気がします。
(その世界に行ってみたいですね!)
私は大して速くないですが、
カイロプラクティックという体の専門家として、
諸先輩方、師事している先生から たくさんの学びをもらい、
クライアント様に還元しています。
体の持つ、
本来の機能、構造、特性を知り、
実践すると代償動作は確実に減らすことができます。
よかったらセッションにいらしてくださいね。。(最後にちゃっかり)

まとめ

 

・代償動作は常に体に起きている

・気づくのは難しい

・最後は怪我が待っている

 

 

本当の身体原理を知ると体は解放されます。